「カーマンアパッチ」いうレーシングカーをご存じですか。

 

このレーシングカーは、オートバックスの前身である富士ドライブショップが1969年に開発を委託した、当社にとって初めてのレーシングカーです。50年以上前からオートバックスはレーシングカーに携わっていたのです。

 

半世紀以上、モータースポーツにこだわりを持ち続けるオートバックスセブンのレースにかける情熱と挑戦をご紹介します。

創設以来20年以上チームを支え続けるオートバックスセブン

その「カーマンアパッチ」開発から30年近くを経て、1998年に鈴木亜久里氏が率いるレーシングチーム「ARTA」のスポンサーとなり、これまでARTAチームを支えてきました。

 

元F1ドライバーの鈴木亜久里氏と世界に通用する日本人ドライバーの育成を目的にARTA (AUTOBACS RACING TEAM AGURI)はスタートしました。

 

国内のカートから始まり スーパーGT、フォーミュラ・ニッポン、さらにはアメリカのトップフォーミュラであるIRLインディカー・シリーズなど、草の根レースからトップカテゴリーまでその活動範囲を年々広げてきました。

“RACING SPORTS BRAND”としてのARTAの新たな挑戦

ARTAは2018年、レーシングチーム活動から一歩踏み出したRACING SPORTS BRANDとして進化すべく、新たな取り組みをスタートしました。


シビアなレースに身を置くアスリートの力強さをこめた世界観を醸成しつつ、UNDER ARMOURやChampion、NEW ERAなどのブランドとのコラボレーション商品を発売するなど、レーシングシーンだけでなく普段使いも意識した商品展開をしています。

 

新しい布陣で挑む“ARTA”は今シーズン表彰台独占を目指す

“RACING SPORTS BRAND”への挑戦も続けるARTAチームの2019年開幕は、引き続き総監督は鈴木亜久里氏、エグゼクティブ・アドバイザーは土屋圭市氏が務めます。

 

GT500クラスは昨年に引き続き野尻智紀選手・伊沢拓也選手の『NSX-GT』が、GT300 クラスでは高木真一選手と、新たにチームに加わった ARTA Project の元スカラシップ生である福住仁嶺選手、そして新参戦マシン『NSX-GT3』が 2019 SUPER GT でさらなる飛躍に挑みます。

ARTA Project
プロデューサー

 

鈴木 亜久里

エグゼクティブ
アドバイザー

 

土屋 圭市

GT500

マシン

ドライバー

野尻 智紀

伊沢 拓也

GT300

マシン

ドライバー

高木 真一

福住 仁嶺

レーシングチーム「ARTA」を支え続ける情熱と挑戦

ARTAチーム発足から22年目を迎え、RACING SPORTS BRANDとして変化を遂げようとしている中、 “ARTA”のリブランディングを手掛けるマーケティング部の松田に「ARTA」にかける思いと挑戦について聞きました。

 

「ARTA」ブランドをもっと広め、オートバックスとの連携も強化したい

世界に通用するレーシングドライバーの育成をテーマに掲げ、レーシング業界を盛り上げる「ARTA」。当初からオートバックスはチーム支援を行い、20年目(2017年)を節目にさらなる進化を求めて、ARTAのリブランディングに着手しました。

 

また、2年前から「こどもばっくす」というイベントをスタートさせ、子どもを対象にピット体験などの非日常体験ができるイベントをオートバックスの約130店舗で展開してきました。

「こどもばっくす」イベントでは、オートバックスに興味のなかったお客様へのアプローチも意識し、SNSやお出かけサイトでの告知や集客施策を行うなど、競合店舗との差別化にもつながる展開を年々強化している。

 

こうした展開を通じて、「ARTAとオートバックス店舗とのつながりをより強固にし、店舗への集客や販売にも寄与していきたい。もちろん、レースの魅力をSNSを通じて発信することも強化しており、普段見ることでのできないレーサーの姿やPIT内の様子などを魅せることも意識している」としています。

ガライヤキッズライド
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ガライヤキッズライド
こどもばっくす
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こどもばっくす

レーシングスポーツブランド「ARTA」のこれから

ARTAチーム発足20年目を節目にロゴやユニフォームの変更と併せて、大幅なリブランディングを推進してきました。

 

「過去、レース場内のブースでは統一感なくさまざまなジャンルのグッズをこれまで販売していましたが見直しを図り、「ARTA」の築いてきた世界観を大切に、“かっこよく、そして「タフ+非日常」”をモータースポーツが目指すポジショニングと定義し、リブランディングに踏み切りました。

 

UNDER ARMOURやNEWERAといった名立たるスポーツブランドのコラボレーションを実現し、ARTAブランドの目指す世界観の体現する一方で、「今後はARTAブランド独自で一人歩きさせたい。将来的にはポップアップショップ展開やアパレル分野への進出も視野に入れており、これまでレース場が主な接点だったが、日常的な生活導線の中での接点を作りたい」と意気込みます。

「ARTA」チーム全体の行動マインドも変える

ARTAのリブランディングはレーシングチーム+ARTA GALSを別々に考えずに、一体感のある世界観を醸成することにも注力し、内面的な教育も含め「BEAUTY・PROFESSIONAL・HOSPITALITY」を意識した行動マインドを根付かせるための取り組みも推進しています。

 

ARTAチームプロデューサーである鈴木亜久里氏が実践してきた、積極的なチーム内コミュニケーションとチームワーク形成を継続的に維持していきたいとしています。

ARTA GALS
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ARTA GALS

「ARTA」チームの2019年シリーズの見どころ

SUPER GT開幕にあたり、
「 GT300ではNEWマシンNSX GT3になり、ダブルNSX(GT300と500共に)に注目してほしい。ARTAブランドのストーリーやコンセプトを踏まえた“カラーリング”の変化も見どころです。GT500はドライバーも2年目を迎える野尻選手、伊沢選手コンビでチャンピオンを狙います。GT300のドライバーも去年に引き続きSUPER GTレジェンド高木選手と、今シーズンから新規加入したGT初参戦の福住選手とのコンビの期待はとても大きい。安定のドライバーコンビネーションによる高木レーサーのチャンピオン復帰への期待も高まっています」とのこと。

 

また、「レース場の“外”にも注目してほしい」ということです。グランピングを楽しめる場所(富士スピードウェイ)が設置されるなど、これまでレース場に足を運んだことのないお客様向けに家族や友人同士楽しめる場ができ、レースとキャンプを同時に楽しめる取り組みも進んでいます。

 

2019 SUPER GTは4月から開幕!ぜひ皆様の応援をお待ちしています。

 

 

『ARTA』オフィシャルホームページはこちら
https://artaracing.com/