「JACK & MARIE」のブランドストーリー

「JACK & MARIE」は、自然に囲まれたオーストラリアのByron Bayを舞台に、オーストラリア人男性のJACKと日本人女性のMARIEがこよなく愛する「Café×Nature×Car life」をコンセプトに、アウトドアライフを楽しむ方へ、「パッキング」「クルマに積み込む」「移動中も妥協しない」「心地よい車中泊」「サイトでカフェスタイル」の“5つの心躍るシーン”を提案するブランドとして誕生しました。

 

アウトドアは準備など大変というイメージがありますが、クルマ×アウトドアを組み合わせたもっと気軽なライススタイルへの誘いを提供しています。

「JACK & MARIE」を新しいライフスタイル提案型ブランドへ

メンズ&ウィメンズアパレルからアウトドア用品まで、クルマに積み込んでキャンプやリゾートへ「おしゃれに出掛けたい」と感じさせる商品アイテムをそろえています。

これまでのオートバックスとは違うブランディングを行う「JACK & MARIE」の誕生までの苦労や今後の展開等について、株式会社オートバックスセブン執行役員の小曽根 憲に話を聞きました。

 

「ライフスタイルマーケットにカー用品店がない」ところからスタート

「既存のカー用品市場が縮小傾向にあり、新しい市場の創造を」と社長の小林から大号令が発せられ、小曽根は「まずはカー用品店市場にはライフスタイル提案がなされていないことに着目し、そこでさまざまな業界のライフスタイル提案や取り組みを参考に、独自の世界観を提供する『JACK & MARIE』ブランド構想を提案。スタートしました」と話します。

 

「『JACK & MARIE』ブランドはライフスタイルマーケットを対象にしているが、量販店マーケット分野のオートバックス店舗でも販売できるライススタイルブランドの構築も必要」との考えから、JACK & MARIEブランドのセカンドブランドとなる「JKM」、派生ブランドである「GORDON MILLER」を矢継ぎ早に立ち上げました。

 

「クルマのライフスタイル提案を追求していくと、クルマの中で使うカー用品をはじめ、着ていく服やガレージで使うグッズなど、商品カテゴリの幅が広がる」というブランド展開の狙いがあります。

 

はじめに“JACK”と“MARIE”のペルソナ作りを

新ブランドの立ち上げにあたり、小曽根は「まずは“JACK”と“MARIE”のペルソナ(ユーザー像)を作り、現在もそのペルソナを元に商品開発や店舗運営を組み立てています」と話します。

 

定義したペルソナとは「アウトドア派で太陽の光を浴びながらサーフィンを楽しむ“JACK”、紫外線を浴びないインドア派でカフェやヨガなどオーガニックなスローライフを楽しむ“MARIE”」一見、正反対に見える2人のペルソナですが、大自然に感謝してゆったりと過ごすライフスタイルは共通しており、かつオーガニック大国・オーストラリアのByron Bayが彼らのスローライフに適している場と考え、定義しています。

 

また、アパレル商品開発の際にはジプシーやボへミアンなテイストを意識し、“MARIE”の好みを反映しています。

 

販売当初は“商品単体の力”でお客様から支持

ライフスタイルマーケットとカー用品専門店を有するのはオートバックスセブンのみです。その新しい取り組みであるライフスタイルマーケット開拓での成功体験をビジネスにも広げることを視野に入れています。

 

一方で、販売はネットでの販売を先行スタートさせましたが、リアル店舗と違って、商品カテゴリから検索して「JACK & MARIE」の商品を見つけて、購入されるケースが多く、商品単品のパワーがお客様の支持を受けています。

現在では販売当初からSKUが約5倍に伸び、新商品ラインアップを増やすごとに売上も増えていきました。

 

2018年からリアル店舗もオープンしたことで、さらに「JACK & MARIE」ブランドのファンも増え、売上増加の相乗効果も生みだしました。

 

“JACK&MARIE”ブランドをじっくり育成する

小曽根は「当面は、じっくり数年かけてブランド育成と既存店舗を軌道に乗せることに注力する方針です」と話します。

 

また、「昨年4店舗をオープンさせましたが、店舗独自のマーチャンダイジング(MD)が整っていません。ECショップと店舗でお客様が求める商品群が異なるため、それに沿ったMDに切り替えていかなければなりません。また、今年は季節ごとに新商品投入にも力を入れていきたい」と話します。

 

「JACK&MARIE」ブランドを自社商品+αで伸ばす

「JACK & MARIE」ブランド立ち上げ当初からオリジナル商品を開発し、自社商品の比率を高めてきました。当然改廃する商品もあり、カラーバリエーションを変えるなどのマイナーチェンジを加えることで売上が変わることもあります。

さらに“JACK & MARIE”ブランド商品+α展開にも力を入れています。直近の取り組みでは世界中の軍や政府をはじめ、カメラマンやダイバーにも愛用されている防塵防水ケース「PELICAN」を一般生活者向けに訴求するなど、「JACK & MARIE」ブランドが狙うターゲット層と親和性のあるブランドとも組んでいます。

「JACK&MARIE」を“笑顔”のあるブランドへ

 

「『JACK & MARIE』はクルマに乗ってサーフィンやカフェを楽しむブランドであるため、“笑顔”のあるブランドにしたい」と小曽根は強調します。そのため、さまざまな販促ツールのキービジュアルには笑顔があり、お客様のテンションが上がる素材を使用することを徹底しています。また、店舗の接客でもその点を十分に配慮しています。

 

スタッフの採用基準にも笑顔を重視しており、小曽根も全ての面接に同席しています。

「人を楽しませることができる、喜ばせることができる人がベスト。お客様に気持ち良い時間を過ごしてもらおうという気持ちがあり、過去の経験を気にせず内面を磨こうとしている人やインプットを磨こうという意識の強い人を採用しています」と小曽根は話します。

 

このような背景には、当社の掲げる「プロフェッショナル&フレンドリー」の姿勢を反映すべく「JACK & MARIE」はお客様からプロフェッショナルとして安心・信頼され、何でも気軽に相談できるフレンドリーな存在であり続けると共に、「笑顔のあるブランド」としての成長を目指します。

 

次回は後編として「JACK & MARIE」店舗スタッフのインタビューを交え、日々の奮闘や今後の店舗運営の挑戦をご紹介します。

 

 

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URL:https://jackandmarie-store.com/