株式会社オートバックスセブン(本社:東京都江東区、代表取締役 社長:堀井勇吾、以下「オートバックスセブン」)が建築主として、三井ホーム株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:野島秀敏、以下「三井ホーム」)が木構造施工を行った「オートバックス四国中央店」は、一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する「ウッドデザイン賞2025」において上位賞である優秀賞(林野庁長官賞)をライフスタイル部門において受賞しましたことをお知らせいたします。「カー用品店というこれまでにない分野における木造建築のチャレンジングな取組である。ツーバイフォー工法と木造トラスの組み合わせによって、大型で開放的な空間を必要とするニーズに応えている。(一部省略)」と評価されました。

オートバックス四国中央店外観
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オートバックス四国中央店外観
建築中の内観
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建築中の内観

【受賞作品の特長】
 1. 木造トラスによるカー用品店に必要な大開口・無柱大空間の実現と構造材の木材をあらわしとした意匠性
 2. ZEB Ready※1認証取得と高い環境性能
 3. 木造店舗普及に向け専門家による協働体制で課題解決を実現

 

 本受賞作品は、カー用品店というこれまでにない分野における木造建築のチャレンジングな取組とツーバイフォー工法と木造トラスの組み合わせによって、大型で開放的な空間を必要とするニーズに応えています。カー用品店に求められる無柱の大空間を三井ホームの木造トラス(コネックトラス技術)※2により実現、自動車整備工場は幅約10m×高さ約3.5mの開口部を有し、さらに店舗部分は天井材を使わず構造材である木のトラスをあらわしにすることで、木造建築特有の温かみと意匠性を両立しています。

 

 さらに、高い環境性能も兼ね備えており、基準一次エネルギー消費量を57%程度削減し、BELS※3において5つ星およびZEB Ready認証を取得しています。

 

 オートバックスセブンは非財務目標の一つとして「環境配慮型店舗の設置によるCO2の削減」を掲げ、その一環として一部店舗の木造化に取り組んでいます。本作品は木造店舗普及に向け専門家による協働体制で問題点を解決し、木造店舗普及に向けたモデルケースとなりました。オートバックスセブンと三井ホームは、今回の受賞を励みとし、木造化・木質化のさらなる促進を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります

【「ウッドデザイン賞2025」優秀賞(林野庁長官賞)受賞作品概要】

 

 ■オートバックス四国中央店
 ・共同受賞者 :株式会社オートバックスセブン(建築主)、株式会社イースペース設計 (設計監理者)、
         株式会社神野工務店 (施工者)、三井ホーム株式会社(木構造施工者)          
 ・受賞対象分野:建築・空間分野
 ・顕彰部門  :ライフスタイルデザイン部門
 ・受賞コメント:カー用品店というこれまでにない分野における木造建築のチャレンジングな取組である。
         ツーバイフォー工法と木造トラスの組み合わせによって、大型で開放的な空間を必要とするニーズに応えている。
         売場と整備工場が連続する空間の大開口部が印象的である。

【特徴1】木造トラスによる大開口・無柱大空間の実現と構造材の木材をあらわしとした意匠性

 カー用品店に求められる無柱の大空間を三井ホームの木造トラス(コネックトラス技術)により実現しました。自動車整備工場は幅約10m×高さ約3.5mの開口部を有し、さらに店舗部分は天井材を使わず構造材である木のトラスをあらわしにすることで、木造建築特有の温かみと意匠性を両立しています。

自動車整備工場内観
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自動車整備工場内観
木のトラスをあらわしにした店舗内部
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木のトラスをあらわしにした店舗内部

【特徴2】ZEB Ready認証取得と高い環境性能
 同様の木造建築の条件下の物件と比較して、冷暖房と照明などの一次エネルギー消費量を57%程度削減し、BELSにおいて5つ星およびZEB Ready認証を取得しています。

協働体制
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協働体制

【特徴3】木造店舗普及に向け専門家による協働体制で課題解決を実現
 オートバックスセブンが推進する非財務目標の一つとして「環境配慮型店舗の設置によるCO2の削減」を掲げ、2024年6月には農林水産省と「店舗新築時における建築物木材利用促進協定」を締結しています。店舗木造化の課題に対し、専門家による協働体制で解決し、木造店舗普及に向けた重要なモデルケースとなりました。

※1  「ZEB」とは「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の略称で「ゼブ」と呼ぶ。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した非住宅の建物。このZEBシリーズのうち、「ZEB Ready」は基準一次エネルギー消費量を50%削減することでBELS評価により認証される。
※2  三井ホームHP https://www.mokuken.mitsuihome.co.jp/products/truss
※3   BELSは「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)」の略称。新築・既存の建築物において、省エネルギー性能を評価し、五つ星などで分かりやすく表示する制度です。建物の省エネ性能を客観的に示す指標として活用されます

一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する、木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度です。

【(一社)日本ウッドデザイン協会によるプレスリリース】
https://www.wooddesign.jp/cms/news_award/contents/122/
 

【オートバックスセブンは木造建築による環境配慮型店舗への取り組みを推進しています】
https://www.autobacs.co.jp/ja/challenge/detail26.html

 


【三井ホームは MOCX Green Project を推進します】
https://www.mitsuihome.co.jp/company/mocx_green_project/
 MOCX Green Project とは、これまでに 25 万棟以上の木造建築をつくってきた当社が、
さらなる木造建築の可能性を広げ様々な取り組みを通じて脱炭素に貢献していくプロジェクトです。

■三井不動産グループのサステナビリティについて
 三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。 


 また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。

 

【参考】・「グループ長期経営方針策定」 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
          ・「グループマテリアリティ」 https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
          ・「& EARTH for Nature」 https://www.mitsuifudosan.co.jp/business/development/earth/for-nature/

 また、2025年4月に、街づくりにおける環境との共生宣言「& EARTH for Nature」を策定し、「環境」を自然と人・地域が一体となったものと捉え、豊かな「環境」を広げ、未来の世代へつなぐ街づくりを推進しています。 本宣言における重点課題として、「緑を守り育む」「水の魅力を生かす」「生態系を豊かにする」「地域の想いをつなぐ」「自然資源を循環させる」の5つを定めています。本リリースの取り組みは、「& EARTH for Nature」における重点課題の1つに貢献しています。

本資料は、「国土交通記者会」「国土交通省建設専門紙記者会」「林野庁林政記者クラブ」にお届けしています。

 

本件に関するお問い合わせ先

 

株式会社オートバックスセブン 広報・IR部 富井・浅川・淡路
TEL:03-6219-8787 Mail:pr@autobacs.com

 

三井ホーム株式会社 マーケティング・コミュニケーション部 コーポレート・コミュニケーショングループ 津田・池本・五十嵐
TEL:03-6370-7562  Mail:kouhou@mitsuihome.co.jp