モビリティ社会を支える存在を目指して

自動車業界においては、近年、事業環境の変化のスピードは著しく、変化の方向性やスピードも読みづらい状況です。また、日本経済は金利や物価上昇により約40年ぶりにインフレの局面を迎えているものの、小売業界における消費マインドは停滞傾向にあります。

さらに、クルマそのものの技術革新に加え、社会の成熟化とともに、お客様の嗜好、価値観、購買行動は多様化し、人とクルマとの関係性が変化しています。以前とは違い、クルマは所有するものから利用するものへと価値観は変化し、クルマにお金や時間をかけない、かけることができないという方が増えています。一方で、地域社会における産業や生活において、クルマが必要不可欠な存在であることは変わりありません。

 

このような社会環境において、私たちオートバックスグループが果たすべき役割は、お客様が安心して、楽しくクルマを利用できる社会を支え続けていくことであり、これは当社のパーパスである「社会の交通の安全とお客様の豊かな人生の実現」へとつながるものです。

これらを成すべく私たちは、カー用品の卸売・小売事業にとどまらず、事業領域を拡大することで、お客様がクルマを所有・利用する上での「煩わしさ」を軽減し、クルマで「出かける楽しさ」を提案し続ける会社へと進化を遂げ、これまでにない新たな価値を提供してまいります。

 

オートバックス誕生から半世紀が過ぎ、2025年よりオートバックスグループは次の50年に向けた新たな歩みを始めました。

私たちはクルマのみならずあらゆるモビリティを取り扱い、未来のモビリティ社会を支え続けるインフラの役割を担い、社会になくてはならない企業グループへ成長を遂げてまいります。そして、これまでの50年の延長線上にはない飛躍的な成長を実現し、100年続く企業グループへ次の一歩を踏み出してまいります。

 

代表取締役 社長
堀井 勇吾