■「災害対策及びBCPへの取り組み」の活動に関するSDGs目標
当社は、有事の際に備えて地域の人々に安全な店舗を提供するとともに、本部として実効性のある災害対策行うことにより、持続可能な都市づくりに寄与します。
大規模災害が発生した場合、公共交通機関が不通となる可能性が高く、通勤・通学・買い物等で外出中の多くの人が徒歩で帰宅すると考えられます。
当社では、外出先から帰宅が困難になる「帰宅困難者」に対して、店舗を災害時帰宅支援ステーションとして利用していただき、水道の提供、トイレの使用、地図等による道路情報、ラジオ等で知り得た情報提供などを行う協定を、各自治体と締結しています。
支援可能な店舗には『災害時帰宅支援ステーション・ステッカー』を入り口横に掲出しています。
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<>内はその地域における2023年6月30日現在の店舗数です。
当社では、上記のような大規模災害などの緊急事態が発生した場合にも事業を継続するために「事業継続計画(BCP)」を作成しています。
大規模災害などの緊急事態に遭遇した際に事業の継続と早期復旧を目的に、従前から災害関連の対応をまとめたものと東日本大震災を教訓とした「事業継続計画(BCP)」を 2011年に制定しました。
これを元に、災害による被害を最小限に抑え、従業員一人ひとりが社会基盤の早期復旧を責務として認識し、災害時に円滑な対応ができるようBCPの訓練として年2回東西の拠点交互に危機対応本部を設置し、初動の訓練および従業員の安否確認訓練を定期的に実施しています。
当社では、社有車を利用して日々業務を行う従業員が、いつどこで遭遇するかわからない突然の事故や災害の対策として、AQ.緊急脱出用ハンマーと、車載用防災セットを社有車(約200台)へ装備しております。
AQ.緊急脱出用ハンマーは、車内に閉じ込められたときなどに窓ガラスを割ったり、シートベルトを切断して車外に脱出するための道具で、当社のプライベートブランド商品です。コンパクトにまとめた車載用防災セットは、オートバックスグループオリジナルのセットで、店舗でも販売しており、これらはもしもの時の備えとしてお客様からもご好評いただいているものです。
車載用防災セットの内容は「水・ホイッスル・ウェットタオル・防寒ポンチョ・携帯用トイレセット・カイロ・マスク」です。コンパクトなパッケージで、運転席から取り出しやすい場所に装備しています。
当社はこれまで、一般社団法人日本カーシェアリング協会と協働し、被災地域に車の寄贈や運搬・整備等の支援をしてきました。しかし昨今の自然災害の頻発や甚大化を受け、さらなる支援体制の強化が必要であるとの考えから、2021年7月に当該団体と災害時における車両支援協定を締結するとともに、当該団体を事務局として発足した「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」に参画しました。