役員報酬

当社の取締役報酬は、以下の「取締役報酬の方針」に基づき、ガバナンス委員会において報酬の体系および水準等を検討し、取締役会に答申し決定しております。

 

役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法

1.取締役の報酬に関する方針

オートバックスグループの企業価値の維持、増大を図るとともに、業務執行の監督機能を有効に機能させるための優秀な人材を、オートバックスセブンの取締役として確保することを、取締役報酬決定に関する基本方針とします。

2.報酬水準

報酬水準は、第三者機関による役員報酬に関する調査データを参考とし、また、業界における当社のポジション、目標達成の難易度および役割等を勘案して設定します。

3.報酬の構成と基本的な考え方

当社の取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く。)に対する報酬は、「固定報酬」としての「金銭報酬」と「株式報酬」により構成します。当社の取締役の「固定報酬」に占める「金銭報酬」と「株式報酬」の割合は、代表取締役においては2:1、取締役においては7:3を目安とします。社外取締役および監査等委員である取締役は、役割に応じて設定した「固定報酬」としての「金銭報酬」を支給します。

 

①固定報酬_金銭報酬

取締役としての基礎報酬に加え、個々の役割に応じて設定するその他委任職務の報酬により決定します。

 

②固定報酬_株式報酬

中長期的な業績と企業価値向上及び株主の皆様との一層の価値共有を目的として、個々の役割に応じて設定した額面により譲渡制限付株式を事前交付します。

 

当社の取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く。)のうち業務執行を担う取締役の報酬は、取締役としての「固定報酬①および②」に加え、業務執行に係る報酬としての「固定報酬_金銭報酬」および「変動報酬_金銭報酬」「変動報酬_株式報酬」により構成しております。当社の取締役に対する「固定報酬_金銭報酬」「変動報酬_金銭報酬」「株式報酬(固定および変動)」の割合は、最高経営責任者である代表取締役社長においては42%:28%:30%を目安とし、業務執行取締役としての役位が高いほど「変動報酬」の割合を高く設定しております。

 

固定報酬_金銭報酬
管掌の範囲や責任、連結グループ経営への影響度のほか、前年度の功績を勘案して報酬テーブルより決定します。

 

変動報酬_金銭報酬
単年度の連結営業利益目標の達成を対象役員共通の支給条件とし、全事業の経常利益目標および担当分野に応じた経常利益目標といった財務的な業績数値のほか、財務的な業績数値だけでは測ることができない中長期視点を含む戦略課題を個々に設定し、その達成度に応じて基準額の0~150%の幅で変動します。

 

⑤変動報酬_株式報酬
単年度業績等の達成と連動させ、個々の役割に応じて設定した額面により、中長期的な業績と企業価値向上、株主の皆様と一層の価値共有を目的とする譲渡制限付株式(業績連動型 株式報酬)を事前交付します。

4.報酬決定のプロセス

  1. 当社の取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く。)の報酬は、あらかじめ株主総会で決議された報酬限度枠の範囲内で、ガバナンス委員会の諮問を経て客観性・透明性を確保した報酬体系と共に、取締役会で決定します。
     
  2. 取締役の業務執行に係る報酬は、ガバナンス委員会の諮問を経て取締役会で決定した業務執行取締役の報酬体系に基づき、社長が決定しており、取締役会で決定した方針に沿うものとなっております。
     
  3. 取締役(監査等委員である取締役を除く。)が受ける報酬等について、取締役報酬方針、制度の内容および報酬の決定手続きは妥当であり、報酬等は取締役それぞれの役割・職責および成果に応じた額であることから、報酬等の内容は妥当であるとの意見表明を監査等委員会より受けております。
     
  4. 当社の監査等委員である取締役に対する報酬は、あらかじめ株主総会で決議された報酬限度額の範囲内で、監査等委員会にて決定しております。

5.中長期業績連動型報酬の導入

当社は、経営戦略や中期経営計画における中長期的な業績目標等と連動し、持続的な企業価値の向上と株主との価値共有を実現することを目的に、2024中期経営計画「Accelerating Towards Excellence」における営業利益計画の達成を支給条件とする中長期業績連動型報酬を、当社の取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く。)のうち業務執行を担う取締役を対象に、新たに導入することを取締役会で決定しています。業績評価期間は2024中期経営計画の2025年3月期から2027年3月期の3年間としています。