当社は「人とクルマと環境が調和する安全・安心でやさしい社会」を「プロフェショナルでフレンドリーな存在」としてけん引できるよう、SDGsやISO26000、GRIスタンダード等の国際的な枠組みを考慮し、また外部有識者との意見交換等を行い、取締役会での承認を得て、当社が解決すべき4つの重要項目をマテリアリティとして特定しました。

Step1 社会課題の把握
SDGsやISO26000、GRIスタンダード等から社会課題リストを作成し、そのリストをもとにESG・SDGs推進プロジェクトメンバーにより議論を行い、ワークショップを開催して取り上げるべき社会課題を選定。

Step2 社会課題の重要性評価
把握した社会課題に対してリスクと機会の分析を行い、当社にとっての重要性を評価。
Step2で議論したリスクと機会の一部
リスク | 機会 |
環境系 |
環境系 ・新素材・リサイクル商品の開発 ・リサイクル需要の拡大による廃材の資源化 ・安全・安心な商品ニーズの高まり ・新興EV メーカー台頭による新車販売・整備機会の増加 ・車の先進技術発達で加速する整備業界の連携 ・カーシェア、サブスク増加に伴うBtoB 事業の拡大 ・物流の見直しによる環境負荷低減およびコスト削減 地域系 ・交通弱者への新サービスの提供 ・災害時の車を通じた地域支援 ・地域の社会課題を解決する事業の創出 ・新興国の経済成長による「クルマを楽しむ生活」を求める中間層の増加 人財系 ・次世代人材の育成、優秀人材の獲得 ・多様な人材が活躍することによる企業力向上・新発想の創出 ・働き方改革推進による従業員の健康増進・障がい者雇用機会の創出 その他 ・DX の推進 ・e モータースポーツの創出 |
Step3 マテリアリティ案の作成
重要度の高い社会課題を当社が積極的に解決すべき社会課題と位置付け、それら社会課題を事業やガバナンスを通じて解決していくためにやるべきことを経営課題候補として掲げ、経済性と社会性の2 軸で評価し、マテリアリティ案として整理。

Step4 マテリアリティ案の妥当性評価
マテリアリティ案について社外有識者を招聘し、社長および取締役、事業統括との意見交換を行い、その妥当性を検証。その結果を踏まえ、マテリアリティを精査。
Step5 マテリアリティの特定
当社の取締役会での討議を経て、承認を得てマテリアリティを4つに特定。
4つのマテリアリティごとにタスクフォースを組成し、課題解決に向けた具体的取り組みと目標について議論を重ね、2022年5月に非財務目標を設定しました。その後同年10月にKPIを設定。
当社の向かうべき方向性を明確にし、的確な進捗管理を行うことにより、着実に実行していきます。各指標の進捗状況は会議体を通じてモニタリングされ、すべての事業統括の評価へ反映されています。
