■「多様性と人材育成」の活動に関するSDGs目標
当社は、女性が働きやすい会社は皆が働きやすい会社として、柔軟な働き方を選択できる制度を整え、女性を含む多様性の受容に取り組んでいます。
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当社では多様性なくして、企業の成長はないという考え方のもと、男女関係なく働きやすい環境整備に努めています。
「女性が働きやすい会社は皆が働きやすい会社」という視点で、結婚、出産、育児など多様なライフイベントを経ても働きやすい環境を整備しており、当社女性従業員の産休・育休後の復帰率は100%を維持しています。
また、男性社員においても、育児休業取得を推進し、ライフイベントを加味した柔軟な働き方の充実を図っています。
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当社グループでは、新卒採用、中途採用、店舗での外国人技能実習生受け入れなど、国籍を問わず多様な人材を毎年採用しています。当社の2023年度の新規採用者に占める中途採用者の割合は53.1%です。また、当社では外国籍の従業員が22名在籍しています(2024年3月末時点)。
今後も引き続き、スペシャリスト人材や管理職候補人材の補完や知と経験の多様性等を強化していきます。

子会社の株式会社オートバックス・マネジメントサービスを通じ、障がいのある人の雇用、就労支援などを行う別府市の社会福祉法人太陽の家に、当社グループで使用する名刺の作成・発送をはじめ、オートバックス店舗で接客や商品管理などに使用するタブレット端末へのアプリケーションのインストールといったキッティング作業等さまざまな業務を委託しています。
今後もオートバックスグループ会社における業務を太陽の家へ積極的に委託し、障がいのある人々への働く機会の提供や社会課題の解決に取り組んでまいります。

株式会社チェングロウスを通じて、技術習得を目指す外国人人材の育成を行っています。フィリピンの外国人技能実習生や特定技能外国人を日本国内店舗に配属し、日本の高度な自動車整備技術の継承を図っています。
オートバックスグループでは、2006年から本取り組みを実施しており、これまで526名(2023年10月末時点)の外国人技能実習生を受け入れています。また、2019年より在留資格として特定技能制度が開始されたことに伴い、2023年10月末現在103名の「特定技能1号」資格者がオートバックスグループ店舗で就労しています。
外国人技能実習生が身につけた技術を生かして、自国のモータリゼーションの発展と、地域の安全・安心に貢献していくことを目指しています。
多様な人材一人ひとりがキャリアを開発し、持てる力を最大限に発揮できるよう、階層別・年齢別・事業別など多様な研修を整備し実施するほか、キャリア研修や社内外の相談窓口設置によるキャリア自律支援、自己啓発の補助金制度(カフェテリアプラン)による積極的な能力開発を推進しております。また、データ活用人材の育成やオートバックス店舗で活躍できる販売スキルなどの取得といったリスキリングを推進しております。
また、連結グループの人材データの整備を行い、人的リソースの見える化により、人材育成や戦略的人員配置につなげてまいります。

長期ビジョンに掲げる「出かける楽しさを提案し続ける会社」への進化を実現するために、「お客様に満足を提供できる人材」「デジタルリテラシーの高い人材」 を今後増やしていく必要があります。また、競合との差別化を図るためにも、データ基盤の強化と⼈材育成は重要であると考えています。データやデジタル技術を活用した業務の改善や新たなビジネスの創出を目的として、リスキリングや能力開発の機会を全社員に提供するとともに、データサイエンティストといった専門職の育成に向けて実践的なトレーニングや教育プログラムの提供を進めています。

当社は「こころの健康づくりの推進」を重点取り組み課題として掲げ、単体の全従業員に年1回ストレスチェックを実施しています。ワーク・エンゲージメントに関する設問(自分の仕事に誇りを感じる等)から社員のいきいき度を測定し、これをKPIとして設定しています。

オートバックスチェンでは、オートバックスグループの価値向上や、客数増加を目的として、「接客の質」や「技術の質」を高める取り組みを行っています。接客や技術の質を評価する仕組みとして、お客様の声を収集・分析するCVP(カスタマーボイスプログラム)を実施し、お客様に感動体験を与えた店舗やスタッフなどを『カスタマーエクスペリエンス大賞』として表彰しています。
また、『ベスト・ピット・オブ・ザ・イヤー』『タイヤグランドチャンピオンシップ』など、個人に加え、店舗の表彰も行い、FC加盟法人のさらなる研鑽とモチベーションの向上につながることを期待しています。

当社では互いに「褒め合う、認め合う」⽂化を醸成することを目的とし、「価値観表彰」を2018年度から実施しており、5回目を迎えました。6つの個人賞として、ムードメーカーやコネクター、チャレンジャー、グッドリスナー、縁の下の力持ち、ヘルスプロモーターがあり、さらにチーム賞のカテゴリがあります。
従業員が心身ともに健康でいきいきと働けるよう、長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。フレックスタイムやテレワークなど多様な働き方に対応できる制度も導入しています。
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多様な人材が活躍するためには、多様な働き方を受容できる環境も重要です。当社は、オフィスワークとテレワークを両立させたハイブリッドワーク、フリーアドレスやフレックスタイム制などを導入し、時間や場所にとらわれない効率的な働き方を実践しています。また、多様な働き方に対応する「コミュニケーションの強化」と「自立型チーム運営の実践」により、生産性を高める働き方への変革を進めています。


従業員の子どもたちを会社に招待する「こども参観」を夏休み期間中に開催しています。日ごろ見られない仕事中の親の姿を見る機会を設け、仕事への理解を深めると同時に、従業員には仕事と家庭について考えるきっかけづくりを目的にしています。
子どもたちは、交通安全クイズ、レジ体験、ドローン操縦体験、社内見学などを楽しんでいます。
