■「多様性と人材育成」の活動に関するSDGs目標

当社は、女性が働きやすい会社は皆が働きやすい会社として、柔軟な働き方を選択できる制度を整え、女性を含む多様性の受容に取り組んでいます。

ダイバーシティー&インクルージョン

-男女ともに育児と仕事を両立できる職場

当社では多様性なくして、企業の成長はないという考え方のもと、男女関係なく働きやすい環境整備に努めています。

「女性が働きやすい会社は皆が働きやすい会社」という視点で、結婚、出産、育児など多様なライフイベントを経ても働きやすい環境を整備しており、当社女性従業員の産休・育休後の復帰率は100%を維持しています。
また、男性社員においても、育児休業取得を推進し、ライフイベントを加味した柔軟な働き方の充実を図っています。

 

2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
女性の育児休業取得率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
男性の育児休業取得率 7.1% 4.8% 22.7% 42.1%

※オートバックスセブン単体の数値

-採用等における多様性

当社グループでは、新卒採用、中途採用、店舗での外国人技能実習生受け入れなど、国籍を問わず多様な人材を毎年採用しています。当社の2022年度の新規採用者に占める中途採用者の割合は75.0%です。また、当社では外国籍の従業員が24名在籍しています(2023年3月末時点)。
今後も引き続き、スペシャリスト人材や管理職候補人材の補完や知と経験の多様性等を強化していきます。

人材育成

当社では、「キャリア(未来)は、自らが選択し、自らが創り上げる」のポリシーのもと、社員一人ひとりが仕事を通じて自身のキャリアを明確にするとともに、それをバックアップするための教育プログラムを整備しています。

-キャリアローテーションとスキルアップ

社員が幅広い知識や経験を得るために、若手を中心にジョブローテーションを意識した定期人事異動を行っています。また、一定の条件を満たした社員であれば、自分が行いたい業務を志望することができる社内公募・フリーエージェント制度も整備しています。さらにさまざまな経験を経て、志向性・適性が定まっている社員に対しては、スペシャリストとしての専門職コースも設けています。社員一人ひとりの能力や適性、希望に合ったキャリア形成を支援しています。

-能力開発プログラム

社内研修に加えて、外部団体による通信教育やeラーニング、公開セミナーの受講など約160コースが利用可能な「カフェテリアプラン」を設けています。これは社員の自発的なキャリア開発を支援することが目的です。“頑張る社員を応援する制度”として、このカフェテリアプランの利用にかかる費用は一人年間10万円まで会社が補助しています。また、会社が指定する公的資格の取得者には報奨金を支給するなど、自己啓発・能力開発に積極的な社員を後押しする制度が充実しています。

-価値観表彰

当社では互いに「褒め合う、認め合う」⽂化を醸成することを目的とし、「価値観表彰」を2018年度から実施しており、5回目を迎えました。6つの個人賞として、ムードメーカーやコネクター、チャレンジャー、グッドリスナー、縁の下の力持ち、ヘルスプロモーターがあり、さらにチーム賞のカテゴリがあります。2022年度は延べ233名が受賞しました。

ワークライフバランス

-労働時間の適正化および柔軟な働き方

従業員が心身ともに健康でいきいきと働けるよう、長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。フレックスタイムやテレワークなど多様な働き方に対応できる制度の導入も行いました。

2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
月間平均残業時間 6.8時間 4.8時間 5.5時間 7.3時間
年次有給休暇取得率 64.7% 62.2% 52.2% 52.4%

-働き方改革

当社は、これまでも働き方改革への取り組みを積極的に実施してきました。そのような中、コロナ禍で原則出社禁止などこれまでに経験のない働き方を強いられましたが、これをチャンスと捉え新たな働き方にチャレンジしています。

2021年5月には、「働き方改革プロジェクト」を発足し、「オフィス改善タスク」と「働きがい推進タスク」の2つのタスクで業務の見直しや仕組みについて部門横断で検討を進めています。

具体的な取り組み
 〈オフィス改善タスク〉
  1.拠点の最適化
  2.オフィス環境の改善
  3.バックオフィス業務の効率化

 
 〈働きがい推進タスク〉
  1.機会と場の見直し
  2.コミュニケーションの質向上
  3.コミュニケーションの効率化
  4.制度・仕組み

-こども参観

従業員の子どもたちを会社に招待する「こども参観」を夏休み期間中に開催しています。日ごろ見られない仕事中の親の姿を見る機会を設け、仕事への理解を深めると同時に、従業員には仕事と家庭について考えるきっかけづくりを目的にしています。
子どもたちは、交通安全クイズ、レジ体験、ドローン操縦体験、社内見学などを楽しんでいます。