■「“安全・安心”を軸とした社会課題の解決」の活動に関するSDGs目標
当社は、IoT技術により生活に関するあらゆる情報を見える化し、日々の生活を豊かにすると同時に安全・安心なまちづくりに貢献します。
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当社では、「社会・クルマ・人のくらしと向き合い、明るく元気な未来をつくる」という考えのもと、クルマに関することだけに限らない、生活を豊かにするためのさまざまなサービスを展開しています。2019年3月からは、大分県と地域活性化に関する包括連携協定を結び、「交通安全・地域交通」「介護福祉分野における移動支援・生活支援」「観光振興」「地域防災」「女性活躍推進・青少年の育成」など、8つの分野において県民のニーズに基づくサービスを提供しています。この包括連携協定は、“安全・安心”をテーマとし、テクノロジーで笑顔をつなげるサービスを提供するブランド「WEAR+i(ウェアアイ)」で展開予定のサービスを検証しながら大分県と連携し、双方におけるサービス向上を図っています。
例えば、「交通安全・地域交通」では、大分空港と大分市方面を結ぶ道路上の濃霧による課題に対し、5Gを活用し安全に走行できる運転補助システムの確立に向けた実証実験を実施。また、「介護福祉分野における移動支援・生活支援」では、自家用車や携帯電話を所有していない高齢者に向けて、「IoTプッシュボタン」を押すだけでタクシーの配車を依頼できるデバイスの実証実験を実施するなど、地域課題の解決に向けた取り組みが進んでいます。また、2021年度からは、DXの推進に向けた県庁職員の教育支援など新たな取り組みも始まりました。
今後も2050未来共創の考えに基づき、大分県との相互連携を強化しながら、地域が抱える問題や課題を解決し、地域社会へ安全と安心を提供していきます。
※WEAR+iサービスは2023年3月をもって終了いたしました。
連携・協働分野 |
概要 |
交通安全・地域交通 |
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日本文理大学連携 電動キックボードラストワンマイル交通実証 (2021年12月) |
大分県先端技術挑戦課、日本文理大学および大分県警察と連携し、学生向け「電動キックボードシェアリングサービス」の有効性検証を実施。 |
湯布院パークアンドライド検証 (2022年1月) |
電動キックボードのシェアリングやIoTプッシュボタンによるタクシー配車の有効性検証を実施。スマホアプリを活用した空き駐車場情報などの提供に関する有効性検証を実施。 |
由布市内運転シミュレータ実証実験 (2023年1月~2月) |
高齢ドライバーを対象に、運転シミュレータの数値に基づく運転状況の可視化を実施。自らの運転状況を把握する機会を提供することで、高齢ドライバーによる交通事故防止を目指す。 |
由布市移動支援実証実験 (2023年7月~8月、2024年~) |
自力での移動が難しい地域住民を対象に、自宅から地元の交流センターまでの移動および地区外への移動を支援。2023年度は大津留地区にて実施。2024年度は湯平地区での実証実験に向けた取り組みを推進。 |
大分県内における安全運転講習会 (2023年~) |
「運転状況を把握する機会の提供」と「運転可能寿命を延ばす施策」として、高齢ドライバーを対象に座学プログラムと認知機能別トレーニングを実施。 |
農業支援 |
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文部科学省「マイスター・ハイスクール事業」 (2021年~2023年) |
大分県立久住高原農業高校にて、「スマート農林水産教育(スマート技術等を活用した地域課題研究)推進」を軸に、「デザイン思考やマーケティングを取り入れたアイデアソン」、「IoTセンサーやドローン等の先端技術を活用した体験型授業」を通年実施。 |
「スマート百葉箱」の教育実装 (2021年~) |
大分県立久住高原農業高校の生徒のアイデアを基に、農場環境を可視化するIoT機材「スマート百葉箱」を開発し、課題研究で活用。同機材は大分県内の農林水産系高校に教材として配布・導入。 |
女性活躍推進・青少年の育成 |
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大分県立情報科学高等学校が「令和5年度 文部科学大臣優秀教職員表彰」を受賞 |
当社はデザインシンキング等の手法を取り入れた課題解決型学習の支援に貢献。 |
大分県立情報科学高等学校が内閣府「第4回Digi田(デジでん)甲子園」本選出場 |
当社は課題解決型学習を軸に、同校が目指す「生徒のDX活用マインド」の醸成を支援。 |
地域社会の活性化 |
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宇佐市SDGs研修 (2022年11月) |
宇佐市役所職員を対象に、SDGsに関する講義やワークショップを実施。 |
大分県庁DX推進課の業務支援 (2022年~) |
当社の社員が大分県庁DX推進課へ兼務出向し、同課のDX推進業務の一部を支援。行政が抱える業務や課題に対して、民間視点での解決策を提示。 |
大分県「DX推進戦略」の策定および実施支援 (2022年~) |
当社の社員が大分県庁DX推進課へ兼務出向し、約2,000名の職員に対して「DXマインド醸成のためのデザインシンキング研修」を実施。 |
大分県工業連合会「デジタルものづくり人材創造塾」 (2022年~2024年) |
県内中小製造業の若手技術者を対象としたワークショップの講師を担当。デジタル技術を活用して課題を解決できる人材を育成。 |
スマート百葉箱

日本文理大学連携 電動キックボード実証実験