2021年4月1日(木)、豊洲本社にて2021年度入社式を開催いたしました。新入社員に向けた代表取締役 社長執行役員 小林喜夫巳のメッセージを、下記の通りお知らせします。入社式においては、新型コロナウイルス感染拡大の防止に努め、手指の消毒やマスク着用、十分な距離を確保しながら対面形式で実施いたしました。

(はじめに)

 皆さん、こんにちは。皆さんは学業を卒業され、今日の日を迎えられました。入社おめでとうございます。

 コロナ禍により、内定式や入社オリエンテーションがリモートでの開催となり、とても不安な思いを抱かれたと思いますが、今日無事に入社式を開催できたことを大変うれしく思います。今日は、新型コロナウイルス感染防止に努めながら進めますので、よろしくお願いします。

 

 ここにお集まりの皆さんは、非常に多くの応募の中から厳しい選考で我々が選び抜いた方々です。また皆さんも、数ある会社の中からオートバックスセブンを選び、入社いただきました。一番に当社に入りたかった方も、悩みに悩んで選択した方もいると思います。さまざまな思いを持って、今日この場に、21名の新入社員に集まっていただきました。不安に感じている方もいるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫です。明るく元気に、みんなで一緒になってオートバックスの未来を創っていきましょう。

 今日は「創業の精神」、「大切にしている価値観」、「未来について」の3つをお伝えしたいと思います。

 

(創業の精神)

 オートバックスグループの創業者である住野敏郎は53歳のとき、オートバックスの1号店を立ち上げました。

 オートバックスが誕生する前は、タイヤはタイヤ屋、オイルはガソリンスタンド、バッテリーは電装店と商品ごとに別々の店で取り扱っていました。カー用品を買いそろえたり整備をするために、別々の店に行かなければならない、言ってみれば、それぞれの商品やサービスの間に垣根があったわけです。

 創業者の住野敏郎は、この垣根を無くすことでお客様のご不便を無くし、よりよいカーライフを提供するために、クルマに関する商品を1か所に集めたお店をつくろうと考えました。多くの困難を乗り越えながらも「必ずお客様の役に立ち、選んでいただけるお店になるはずだ」という強い信念で推し進めました。そして、ついに1974年11月23日に、大阪府大東市にオートバックスの1号店をオープンし、お客様の安心・安全を提供することによって大きな支持を得ました。1号店のオープン後、創業者の想いに共感した方々が次々と集まり、フランチャイズに加盟いただきました。

 オートバックスが成長する過程においては、全てが挑戦でした。私たちはサービスを売るという考えから、これまで商品に含まれていたサービス工賃を商品とサービスの値段を分け、それをお客様に適正な価格で提供したり、これまでお客様にお見せすることのなかったピットをオープンピットにしたり、プライベート商品の開発をするなど、創業当時から常に挑戦し続けてきました。

 

 私たちの経営理念では、「お客様に最適なカーライフを提案し、豊かで健全な車社会を創造します」と宣言をしています。豊かなカーライフを創造するには、挑戦を続け、マーケットを創造していくことで実現します。これは、たとえ時代が変化しても決して変わることのない創業当時からの精神です。

 オートバックスのブランドは現在46年が経ちました。今では、日本国内で約600店舗を展開するまでになりましたが、それは、フランチャイズ加盟店とともに「オートバックス」というブランドを共に創り、守ってきたからです。皆さんが知っているオートバックスというブランドは、一晩でできるものではありません。先輩方が力を合わせ、その働きがあってみんなで創ってきたブランドです。


 オートバックスグループでは、約13,000名もの方々が全国で活躍し、今日、皆さんと同じように新入社員として約400名の仲間が加わりました。それぞれの役割は異なっても、オートバックスを育てていこうという想いは同じです。

 そして皆さんはそのチームオートバックスの一員になりました。新入社員として、先輩たちの背中を見て成長していくうちに、皆さんの成長を見て、これから入る後輩も育っていきます。ここにいる21名だけではありません、グループ全体で、働く仲間やお客様の声を共有し、力を合わせてオートバックスブランドを発展させていきましょう。

 

(大切にしている価値観:3つの「そう」)

 私は毎年オートバックスセブンの新入社員や、オートバックスグループ全体の新入社員に対して贈っている言葉があります。その言葉とは、3つの「そう」です。

 

「遭遇」

 今いる仲間や新たな出会いを大切にしてほしいということです。今まで皆さんは、自分を知っている集まりの中に身を置いていたと思います。そこは居心地のいい場所ではありますが、知らない人や場所に身を置くことで、新たなことを知る機会になり、また自分自身を理解してもらう機会にもなります。皆さんは今日、新たな環境に一歩を踏み出しました。今ここにいる同期を含めていろいろな方々との出会いが待っています。その一つひとつの出会いが一生の宝物になります。ぜひ積極的に多くの人と出会って欲しいと思います。

 

「競争」

 仲間と切磋琢磨することは自分をとても成長させてくれます。自分自身を振りかえっても、ライバルの存在がどれだけ自分を高めてくれるかは分かっていると思います。よき競争相手を見つけ、現状に満足せず切磋琢磨して成長することを期待します。

 

「相乗」

 仕事は一人で完結しません。1+1=2ではなく、1+1が2以上になることが相乗効果であり、お互いの考えを認め合うことが大事です。出会った仲間と、知恵を出し合い、お互いの考えを認め合うことで、大きな相乗効果が得られると考えています。それがチームとして成果を出す本質であり、皆さんにも期待している行動です。

 

(オートバックスの未来について)

 経営環境はめまぐるしく変化し、特に自動車業界は100年に1度の変革期とも言われています。また、新型コロナウイルス感染拡大により“土の時代”から“風の時代”へと変わったとも言われています。

 例えば、これまでお金や物資さえたくさんあればいいとされていた時代から、情報や体験、人脈などを大切にする時代へ変化しました。また、モノを所有するという価値観から、シェアするという価値観が重視されるようになってきました。どちらが良い悪いではなく、環境の変化によって価値観も変化していくのです。

 このような価値観の変化は、個人のレベルで感じているかと思いますが、企業としても同じです。

 これまでの安定、固定、常識的であることから、これからは革新、流動、斬新なアイデアが求められるように変わっていきます。
コロナ禍において、ゆるやかに変化すると考えられていたことが急激に変わりました。私たち企業は、スピードを上げて能動的にものごとを推し進めていくことに注力し、切り拓いていくことが必要になってきています。

 

 これからの時代を創っていくのは皆さんです。このオートバックスという場所で、一緒に成長していきたいと切に願っています。未来のオートバックスを、ともに創り上げていきましょう。

株式会社オートバックスセブン
代表取締役 社長執行役員 小林喜夫巳