株式会社オートバックスセブン(代表取締役 社長:堀井勇吾)は、フィリピンのパーペチュアル・ヘルプ大学 (UNIVERSITY OF PERPETUAL HELP RIZAL Inc.:以下「UPH」)と、フィリピンにおける自動車整備人材の育成および日本でのキャリア形成を推進するプロジェクトについて、2023年11月14日(火)に基本合意いたしました。

 オートバックスグループでは、2006年よりUPHと提携し、外国人技能実習生の受け入れを始め、これまで526名(2023年10月末時点)の外国人技能実習生を受け入れております。また、2019年より在留資格として特定技能制度が開始されたことに伴い、2023年10月末現在103名の「特定技能1号※1」資格者がオートバックスグループ店舗で就労しています。

 

 このたびの基本合意により、当社はフィリピンの学生が自動車整備を学ぶ研修施設の新設を含めて教育環境を整備し、その運営費用を寄付します。本プロジェクトは、UPHとともに自動車整備分野における学生のキャリア形成を支援し、日本の整備士資格の取得を目指すという新たな教育コースを開発・運営するものです。
 本プロジェクトの運営は、当社子会社で人材支援サービスを展開する株式会社チェングロウスが行います。これまで培ってきた自動車整備分野におけるプロフェッショナル人材の育成ノウハウを活用し、UPHでの研修の企画運営、講師の教育・派遣、日本への入国・就労支援や日本での研修など、一連の事業運営・管理を行います。


 新たな教育コースは、UPHでの1年間の研修にて、「自動車整備分野特定技能評価試験」および「日本語能力N4」の資格を取得し、日本での在留資格となる「特定技能1号」の取得を目指します。本教育コースは2024年秋頃からの開校を予定しています。
 

 資格取得後は日本に渡り、自動車整備に関連する企業で働きながら日本語や自動車整備に関する研修を受講し、「三級自動車整備士」の資格取得を目指します。また、将来的に「特定技能2号※2」の評価試験に合格することで、在留期間を無期限とし、二級自動車整備士や自動車検査員を目指すという道へ広げることもできます。

 

 日本の自動車整備業界における人材不足の課題解決に向けて、受入先企業はオートバックスグループ店舗に限定せず、他の自動車整備に関連する企業にも積極的に展開する計画です。海外において、高度な技術を持つ人材を育成・獲得し、増やすことで、日本の自動車整備業界全体の発展を目指すとともに、国際的な人材のキャリア支援にも貢献したいと考えております。

 

※1 特定技能1号:特定産業分野に属する相当程度の知識または経験を必要とする技能を有する業務に従事する外国人向けの在留資格
※2 特定技能2号:特定産業分野に属する熟練した技能を要する業務に従事する外国人向けの在留資格

【パーペチュアル・ヘルプ大学】
UPH HP/https://perpetualdalta.edu.ph/

 当社は「社会の交通の安全とお客様の豊かな人生の実現」というパーパスのもと、これからもさまざまな事業を通じてお客様の安全・安心と、利便性向上に取り組み続けるとともに、環境・社会課題の解決へ向けた取り組みにも挑戦してまいります。


以上
 

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